建築監督科

4年制/高度専門士/職業実践専門課程

Diploma Policy

4年間で以下の知識・技術を身につけることができます。

学校法人小山学園では、講義科目で得た知識技術を実習科目により確認する「体験的学び」に重きを置き、自ら考え問題解決できる技術者の育成を目標にしています。また、確実に知識技術を修得するために、科目毎の概要を示すシラバスとその時限毎の授業内容を明示するコマシラバスを作成しています。

建築監督科では、以下のディプロマポリシーに掲げる知識技術を修得した学生に対して高度専門士の称号が授与されます。

【科の人材目標】
工事現場における品質管理・コスト管理・工程管理・安全管理の監理要点を修得し、大手建設会社で活躍できる技術者・監督者

1.Quality(品質管理)

工事の流れや管理のポイントを理解し、適切な施工方法を提案できる

  • (1)主要な工事分野(鉄筋工事、コンクリート工事、鉄骨工事、土工事・地業工事、仕上工事、仮設工事)それぞれの工事の流れや管理のポイントを提示することができる。
  • (2)構造力学を理解し、土工事・仮設工事等、建設現場における構造計算ができる。
  • (3)構造図、コンクリート躯体図(基礎躯体図)、鉄骨架構図、ALC 割付図、デッキプレート割付図を描くことができる。
  • (4)意匠図・構造図・設備図などの設計図書から施工上の問題点(食い違い)を指摘することができ、総合図にまとめるための技術的な提案ができる。
掲げる理由(必要性)
建築における品質管理は、特に「後戻り」のできない、隠れてしまう部分での問題発見が重要です。建築工事監理指針に照らし合わせ、事前に問題点を見つけられることが監督の持っている重要な資質のひとつであり、ひいては企業としての信頼を獲得につながっていきます。

2.Cost(コスト管理))

工事現場の一連の工程を理解し、積算※1および問題解決の提案(VE※2)ができる

  • (5)構成する各部分の数量や金額を計算し、その結果を集積して全体の総量あるいは金額を算出することができ、現場業務においては発注数・発注金額等の計算ができる。
  • (6)企画から設計、施工、竣工までの各段階における「予算に合わせる活動(コストコントロール)」の方法を理解し、問題解決の提案ができる。
掲げる理由(必要性)
建築工事は着工前に決められた予算のもと進められていきます。予算内で最大の結果を上げることは、現場を監督する者にとって重要な職務となります。

3.Delivery(工程管理)

建築現場の一連の工程を理解し、施工計画書※3 および工程表を作成できる

  • (7)建築現場の一連の工程を理解して、施工計画書を作成することができる。
  • (8)建築現場の一連の工程を理解して、バーチャート工程表※4 およびネットワーク工程表※5(部分工程表)を作成することができる。
  • (9)「ネットワーク工程表」利用して、工程改善の要素を拾い上げ、下請け工種別の部分工程についての改善提案ができる。
掲げる理由(必要性)
建築工事は着工前に決められた工事期間の中で進められていきます。工事中には様々な要因で遅延が生じることがありますが、それを調整して工期内で終了させることが、現場を監督する者の手腕のひとつです。

4.Safety(安全管理)

労働関連法令を理解し、各種工事における危険を察知・指摘できる

  • (10)建設業法・労働基準法・労働安全衛生法等の関連法令をふまえ、各種工事における危険を察知・指摘することができる。
掲げる理由(必要性)
労働者が安全に働ける環境づくりは、品質・工程・コスト等に影響を与えます。監督者には法律遵守を基本に、より進んだ環境整備が求められます。
  • ※1:建物を構成する部品や材料、仮設材、労務数などに分解し、その数量を求める作業を意味する。
  • ※2:Value Engineerの略。建物の機能に着目し、ブレンストーミングにより機能を変えずにコストを抑える方法を言う。
  • ※3:工事の進め方や機材、作業上の安全を確保する方法などを確認するためにつくられる書類や図面などを言う。
  • ※4:工事の種別とそれをおこなう日程を棒グラフ状に示した、工事の流れをあらわす図表を意味する。
  • ※5:各工事の前後関係を矢印で表した図表。余裕のある工事と無い工事を見極めるのに役立つ。
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