建築科

2年制/専門士/職業実践専門課程

Curriculum

設計教育に強い、設計で就職できる建築科

設計分野への就職率No.1の実績

2年課程の建築科では、二級建築士試験合格に必要な専門知識を身につけ、建築の設計(意匠設計、構造設計、設備設計)を仕事とするために独自の「螺旋(らせん)カリキュラム」にもとづく授業を行っています。建築科の螺旋カリキュラムは、建築の4つの専門分野(建築計画・建築法規・建築構造・建築施工)と設計に必要な技術と表現(CAD・製図、CG・プレゼン)を、実践的な設計課題と関連づけながら学び無理なく知識を深めていけるカリキュラムとなっています。

建築科時間割の例

1時限 9:20〜10:50 建築史2 建築製図実習4
(2世帯木造併用住宅)
建築法規3 生産管理 構造力学1
2時限 11:00〜12:30 建築設備1 建築製図実習4
(2世帯木造併用住宅)
軸組模型
作成
建築立体
造形実習4
スタジオコマ
3時限 13:30〜15:00 設計製図演習3 建築製図実習4
(2世帯木造併用住宅)
軸組模型作成 建築立体
造形実習4
RJP3
4時限 5:10〜16:40 スタジオコマ スタジオコマ
(主に設計演習)
スタジオコマ スタジオコマ
(主に立体造形演習)
RJP3

2年間の科目配置

1年次

4月 6月 9月 11月 1月
建築計画 建築計画の概要 木造平屋建
住宅の計画
木造二階建
住宅の計画
木造併用
住宅の計画
確認申請手続き
建築法規 建築法規の概要 建築基準法1
集団規定1
建築基準法2
集団規定2
建築基準法3
単体規定
建築基準法4
確認申請
建築構造 建築構造の概要 構造・材料1
木構造
構造・材料2
木構造
構造力学1
力とモーメント
構造力学2
反力と応力
建築施工 建築施工の概要 測量実習1 木造住宅の施工 現場代理人入門 -
建築設計
製図CAD
製図・CAD
操作の基礎
小規模木造
住宅の設計
中規模木造
住宅の設計
2世帯木造
併用住宅の設計
木造住宅の
確認申請図
CGプレゼン プレゼン手法の
基礎
コンセプト
プレゼン
小規模木造
住宅のプレゼン
中規模木造
住宅のプレゼン
2世帯木造併用
住宅のプレゼン
設計製図演習 - 木造住宅の伏図 矩計図と
軸組計算
木拾いと
軸組模型
二級建築士製図
RJP企業連携 Office入門 RJP1
調査手法入門
RJP2
グループ調査
RJP3
地域調査
RJP4
地域調査まとめ

2年次

4月 6月 9月 11月 1月
建築計画 RC造集合
住宅の計画
RC造公共
建築の計画
S造商業
施設の計画
2級施工管理
対策講座
二級建築士
対策講座
建築法規 建築基準法5
関連法令
- - 2級施工管理
対策講座
二級建築士
対策講座
建築構造 構造・材料3
RC造
構造力学3
トラス構造
構造・材料4
S造
構造力学5
不静定構造物
二級建築士
対策講座
建築施工 RC造の施工 測量実習2 S造の施工 2級施工
管理対策講座
二級建築士
対策講座
建築設計
製図CAD
RC造集合
住宅の設計
RC造公共
建築の設計
S造商業
施設の設計
複合ビルの設計
(卒業制作)
-
CGプレゼン - RC造集合
住宅のプレゼン
RC造公共
建築のプレゼン
- 複合ビルの設計
(卒業制作)
設計製図演習 平面・断面
詳細図
BIM基礎 BIM応用 - -
RJP企業連携 - RJP5
地域への提案
RJP6
都市間調査
RJP7
都市間調査まとめ
RJP8
都市への提案
建築計画 建物の利用者、用途(住宅、事務所、店舗、公共施設など)、立地条件などから求められる機能を満たし、換気や採光、音響、および動線や避難路などを考慮した建物の配置やプラン(間取り)を学びます。
建築法規 建築を設計、施工する上で必要な建築関連法規(建築基準法、都市計画法、建築士法、建設業法など)と各種申請手続きについて学びます。
建築構造 建築物が自重や積載荷重、地震、風、積雪その他の外力によって倒壊することなく安全に人々が生活できるような構造形式と構法について学びます。
建築施工 木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造の建築を実際に作り上げるために必要な工事方法や安全管理、材料、機械の種類や事務手続きなどについての知識を学びます。
設計製図・CAD 建築設計図の基本を学び、AutoCADを用いて木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造の各構造物の設計製図をおこないます。設計条件には現実の敷地と法規制を選び、実践的な設計能力を養います。
CG・プレゼン AutoCAD、SketchUp、GIMPやLayOutなどレタッチ、レイアウトソフトを用いて各自の設計作品をプレゼンテーション資料として仕上げていきます。建築の実務において最も大切なプレゼンテーションの能力を高めていきます。
設計製図演習 伏図や矩計図は建物の構造を理解しないと描けません。実務において役所に提出する構造・法規を含んだより実践的な図面を揃え、1年修了時には確認申請図面にまとめます。
RJP企業連携 グループに分かれ、色々な問題を調査・発見し、学科を越えて問題解決に挑戦します。一例としては(上記表)地域を調査してそこにある資産を生かし、より良く住むための提案をおこないます。
  • 4月建築概念・設計概念・動機づけ

    1期前半では授業や実習、卒業後建築の仕事をする上で必要不可欠なコンピューターに関する基礎知識や、ワープロ(Word)、表計算(Excel)、画像編集(Photoshop、Illustrator)や2次元図面ソフト(AutoCAD)の基本操作を学びます。後半では、2期から使用する3次元CAD(Shade)の操作と建築図面を描く上で基礎となる図学を学びます。手描きで幾何図形を描きながら3次元立体の平面表現や平面図面からの立体復元などの表現方法を学びます。

    分野 科目
    建築計画 非住宅の計画手法
    建築法規 斜線規制・建蔽・容積関連法規
    建築構造 木造に関する構造力学(静定)
    建築施工 2×4の骨組みと施工手順
    CAD・製図 詳細図の表現手法
    CG・プレゼン プレゼンテーションの方法

    3次元CAD(Shade)を用い、基本立体を組み合わせて「空間」を感じさせる作品や家具を作ります。

    6月住空間構成 80平方メートル

    2期では、住空間の計画に必要な諸寸法を、日本建築に伝わる伝統的な寸法体系や人間工学に基づく寸法体系などを通して学びます。設計・製図実習では、80m²程度の木造小住宅の計画に取り組みます。はじめに各自の考えをフリーハンドでスケッチし、次に2次元図面ソフト(AutoCAD)、3次元CAD(Shade)を使って図面や透視図の作成練習を行います。

    分野 科目
    建築計画 人体寸法と動作寸法(原論)
    建築法規 通風・換気・日照
    建築構造 地震・風の影響
    建築施工 施工技術とモジュール寸法
    CAD・製図 平立面の製図記号と表現手法
    CG・プレゼン Shadeによる立体表現入門

    手描きスケッチを元に2次元図面ソフト(AutoCAD)と3次元CAD(Shade)を用いて2D,3D図面を描いていきます。

    9月専用住宅設計 120平方メートル

    2期に学んだ木造小住宅空間の計画、設計方法に関する知識を基に、4人家族のための戸建住宅の設計を行います。120m²という極めて一般的な規模の木造2階建住宅の設計課題ですが、まずは典型的な住宅の平面、立面、断面計画ができるようになること、自分のスケッチを基に2DCADによる製図や3DCAD図(Shade)による内外部の立体表現ができるようになることを目的としています。

    分野 科目
    建築計画 住宅の計画手法
    建築法規 道路・採光・面積規模
    建築構造 木構造骨組み
    建築施工 木造骨組み工事の手順
    CAD・製図 断面の製図記号と表現手法
    CG・プレゼン Shadeのモデルと表面の材質

    中規模の戸建住宅の設計を行いながら建築図面と3D表現を学びます。

    11月非住宅空間設計 210平方メートル

    4期では高齢化社会に対応できるような木造2階建て2世帯併用住宅を課題とし、祖父母と両親、子供世帯がどのように係わりながら生活をしていくのか、建物とその周辺の住環境との関係も考慮に入れながら設計を行います。特に祖父母への配慮から「バリアフリー」や「ノーマライゼーション」などの思想についても学び計画に反映できるようにします。

    分野 科目
    建築計画 非住宅の計画手法
    建築法規 斜線規制・建蔽・容積関連法規
    建築構造 木造に関する構造力学(静定)
    建築施工 2×4の骨組みと施工手順
    CAD・製図 詳細図の表現手法
    CG・プレゼン プレゼンテーションの方法

    2世帯あるいは店舗等併用住宅を設計しながら「バリアフリー」や「ノーマライゼーション」などの思想についても学びます。

    1月二級建築士能力

    5期は、4期に設計を始めた2世帯併用住宅の設計をCAD図面化して仕上げるとともに、1/00スケールの模型を作成、写真撮影をし最終的なプレゼンテーションボードにまとめます。各自で製作した作品の特長を最も効果的に表現できるレイアウト手法についても学びます。作品はプレゼンコマで発表をして、複数の教員から講評を受けます。

    分野 科目
    建築計画 住宅環境・地域計画・住宅設備
    建築法規 防火・耐火・日影規制関連法規
    建築構造 構造材料
    建築施工 木造住宅の施工計画と管理技術
    CAD・製図 木造住宅の実施設計・日影図
    CG・プレゼン 木造住宅の模型表現

    4期の課題を2D、3D図面、模型写真など多様な表現手段を用いてプレゼンテーションボードにまとめます。

  • 4月低層マンション 1000平方メートル

    2年生1期では、鉄筋コンクリート造集合住宅の構造・法規・施工上の特性について学びます。構造では最も一般的なラーメン構造・壁式構造について、また法規では建築基準法・消防法を軸に構造や避難に関する部分について、施工では内装の仕上げ材料とその施工方法について学びます。

    分野 科目
    建築計画 集合住宅計画・建築経営手法
    建築法規 構造強度・避難計画関連法規
    建築構造 鉄筋コンクリート(RC)の構造計画
    建築施工 RC建物の施工技術と管理手法
    CAD・製図 RC建物の一般図面表現
    CG・プレゼン Revitによる立体表現入門

    実際にある敷地に法的条件をクリアしながら集合住宅の設計を行っていきます。

    6月中高層マンション 2000平方メートル

    2期では1期に学んだ鉄筋コンクリート造と集合住宅についての知識を基に、中規模集合住宅(2000m²)の基本設計を行います。実在する敷地を計画敷地とし、実際の法規制を考慮しながら設計を進めます。法規制、構造、施工のことを考慮しながら現実的な解答を出すのがこの課題の目的です。さらに、集合住宅全体の計画とともに、各住戸内の平面計画の練習も行います。

    分野 科目
    建築計画 建築団地の環境計画
    建築法規 構造規定関連法規
    建築構造 -
    建築施工 中高層建物の設備工事と技術
    CAD・製図 RC建物の詳細図面表現
    CG・プレゼン Revitによる断面表現

    家族向け3LDKを中心としたRC造中低層集合住宅の設計と模型製作を行います。実際の敷地に特長ある集合住宅を計画することを目標とします。

    9月単一用途中高層施設 3000平方メートル

    3期は鉄骨造の事務所ビルについて学びます。特に賃貸ビルの場合は経済性を考慮した設計が求められます。鉄骨造事務所ビルの計画、構造、設備の特性を学びながら効率のよい事務所ビルの設計を行います。また建築物の安全性をテーマに構造・防火・耐火・避難などに関する材料の知識を学ぶとともに、具体的な施工方法を学びます。

    分野 科目
    建築計画 就労空間の計画と室内レイアウト
    建築法規 防火・耐火・防災・消防関連法規
    建築構造 -
    建築施工 鉄骨建物の施工計画と管理技術
    CAD・製図 鉄骨建物の図面表現技術
    CG・プレゼン 大型建物の模型表現

    家族向け3LDKを中心としたRC造中低層集合住宅の設計と模型製作を行います。実際の敷地に特長ある集合住宅を計画することを目標とします。

    11月複合用途公共施設 5000平方メートル

    前半は、11月初旬に行われる「二級建築施工管理技士」の対策講座を中心に授業を行い、後半は、建築科2年間で行う最後の設計課題として鉄筋コンクリート造の複合用途施設を計画します。これまで行ってきた戸建住宅、集合住宅、事務所ビルなどの一用途の建物の知識をもとに、3種類以上の複合用途(集合住宅、公共図書館、役所施設)の建築の設計を行います。

    分野 科目
    建築計画 公共建築空間の計画
    建築法規 福祉・環境関連法規
    建築構造 構造骨組みの構造計算
    建築施工 バリアフリー工事の概要
    CAD・製図 バリアフリー建築の詳細設計
    CG・プレゼン 実務プレゼン

    公共施設をもった複合施設の設計には、不特定多数の利用者を想定しバリアフリーへの配慮が必要とされます。 複雑な設計条件の中に合理的な施設を計画することを目標とします。

    1月一級建築士能力

    5期では、4期に計画した複合用途施設を2DCAD、3DCADを利用して図面化するとともに模型製作と写真撮影を行い、2年間の集大成の卒業制作としてプレゼンテーションボードにまとめます。また、大規模特殊建築物の構造、設備、施工とその積算方法についても学び、一級建築士への能力を身に着けます。卒業後の二級建築士試験対策講座も行います。

    分野 科目
    建築計画 地域計画・都市計画
    建築法規 労働・保安・工事管理関連法規
    建築構造 特殊構造物の構造計画
    建築施工 工事関係費の管理(積算)技術
    CAD・製図 大型建物の基本設計図
    CG・プレゼン クイックプレゼン技法

    2年間で学んだ建築の知識をもって複合建築の設計にあたります。不特定多数の人が利用する公共建築の設計には考慮すべき要因が多く含まれ、建築設計の中では難易度の高い設計課題といえます。

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